LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜
はぁーバカバカしぃ。
「…あのさ、フェロモン撒き散らすのは、お仲間のフェロモンシスターズの前だけにしてよねっ!アンタ達のゴタゴタに巻き込まれんのは真っ平ゴメンなの!それに雅也…今度セクハラして来たらマキにチクるよ。」
ケッ!
雅也が一瞬怯んだのが分かる。
アンタがどんだけチャラく振る舞ってても、マキにベタボレしてるのがバレバレなんだよ!
アタシを使ってマキに近づこうとしてるくせに!
このヘタレ野郎が!!
はぁ、帰ろう…ムダに疲れたわ。
フェロモン三兄弟のせいで、放課後の6組はもはやホストクラブと化している。
誠二の死ぬ程大切な女が誰かだなんて、別に知らなくてもいい事だし。
アイツらに襲われてまでして知りたくねーし!
今度もし類がアタシを女か確かめに来たら、ボコボコにしようと心に決めて、学校を後にした。
帰りにネギを買って、今日こそ誠二を痔にするための激辛悶絶麻婆豆腐を作ろう。ケケケ!
でもナゼか今日のケケケは若干勢いが無かった。