LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜
「オマエあの美香ちゃんも振ったらしいな。しかも殺したい程好きな女が居るって言ったんだって?」
コレだから女は口が軽くて全く困る。まぁどうせ、雅也が泣いている羽鳥を、下心満載で優しく慰めて聞き出したんだろうけど。
『…あぁそうだよ。』
オレにはナツ以外ありえない。
「何て勿体ない事しやがる!それならオレが美香ちゃん貰っちゃうぜ?」
雅也はウソが下手だ。
『勝手にしろよ。』
オレはオマエの好きな女を知ってんだよ。
「止めとけ雅也、オマエじゃ玉砕するのが目に見えてる。」
そりゃそうだろう本気じゃないんだからな。
類の指摘はいつも的確で的を得ている。