地味子の秘密*番外編*
シャツの中を見ると、確かに俺の好きな黒のレース付きのブラだ。

細い体には想像もできないくらいにデカい胸。

柔らかくて、揉み心地は最高。


「ね~?陸しゃんの好きなようにしていいんだよ?バレンタンだから、許すぅ~♪」


バレンタンじゃなくて、バレンタインな。

酒のせいで、呂律がまわらなくなっている。


「杏、お前酔ってるだろ。やめろ」

「酔ってないも~ん!キャハハハ!」


どこが酔ってないだよ、このバカ。


トリュフ恐るべし……。



「うぅ~やっぴゃあちゅい!」


おいおい。

そう言うと、半分ボタンを外していたシャツまで脱ぎだした。

もうやめろって……。


その時―――。


――プチン


なにかが、外れるような音がする。

弾けたというか……。

「なんの音だ?」と思っていたら、


「ねぇ~陸しゃん」


――ドキッ!

杏に、再び首に腕をまわされて、抱き着かれた。


それも、ただ抱き着かれたんじゃなく……。


「この前よりヤベェって……」


スカート以外、なにも身に着けていない体で、抱き着かれた。

目の前には、真っ白でキメの細かい滑らかな肌。

胸には、さっきよりも柔らかいものが押し付けられている。


思わず、そこへ手が伸びそうになった。


ダメだダメだ!

理性でどうにか抑えるが、これは時間の問題。



< 104 / 381 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop