地味子の秘密*番外編*
河西に勉強を教え始めて15分ほど過ぎた頃───……。
「神崎会長、いますか?」
「おぅ、ここだ」
教室の入り口に、生徒会役員の1年男子がやってきた。
手招きして中に入らせる。
「会長、先月の部費の報告書です」
「サンキュ。お疲れ様」
ペコッと一礼すると、ヤツは教室を出て行った。
渡された書類をパラパラとめくって眺める。
うん、問題なしだな。
放課後、職員室に届けるか……。
書類を机の中にしまい、河西の勉強会を再開した。
俺が『会長』と呼ばれるのには、わけがある。
それは、この学園の生徒会長だからだ。
ついこの前就任した。
立候補したわけじゃなく、教諭らの推薦。
一応、成績が学年トップなため。
それと『引き受けてくれ!!』という担任からの懇願に負けたんだ。
「神崎会長、いますか?」
「おぅ、ここだ」
教室の入り口に、生徒会役員の1年男子がやってきた。
手招きして中に入らせる。
「会長、先月の部費の報告書です」
「サンキュ。お疲れ様」
ペコッと一礼すると、ヤツは教室を出て行った。
渡された書類をパラパラとめくって眺める。
うん、問題なしだな。
放課後、職員室に届けるか……。
書類を机の中にしまい、河西の勉強会を再開した。
俺が『会長』と呼ばれるのには、わけがある。
それは、この学園の生徒会長だからだ。
ついこの前就任した。
立候補したわけじゃなく、教諭らの推薦。
一応、成績が学年トップなため。
それと『引き受けてくれ!!』という担任からの懇願に負けたんだ。