お兄ちゃんの話
どうやらお医者さんは私の約束を最後まで守って事情を話さずにいてくれたようです。
結構荒れてたみたいでした。
部屋がかなり荒れています。
私はお医者さんに謝ってとりあえずお医者さんにはでてってもらうことにしました。
私は無理やり笑顔をつくっていいました。
「とりあえずおにいちゃんは寝てて!ゆっくり話すから、ね?」
でもおにいちゃんは別途に入ろうとしません。
ただただ沈黙が続くだけです。
私はその間さっきの争いでおちたか投げたかしたんだろう物をひろいました。
ふと鏡のようなものがおちてました。
バラバラに砕けた悲惨な状態でした。
遠くからだと見えなかったけど拾おうと近くにいって見たらそれは鏡ではありませんでした。
それは、写真たてでした。
ガラスの下にある写真は今よりちょっと前の写真でした。
いつのまに、誰がもってきたのかは知りません。
ただ、わかることは「それ」をお兄ちゃんが投げたことです。
「それ」のガラスがバラバラに割れているということです。