お兄ちゃんの話





「どうして謝るの!?お兄ちゃん何も悪くないのに!!なんで!?なんで謝るの!?」






思わず叫んでしまいました。




私の心からの叫びです。




自分とお兄ちゃんに必死に言いました。





神様はひどい。


神様なんていない。


いたとしたらきっと私が嫌いなんだ。


だからこんなことするんだ。

だから神様なんて嫌いなんだ。




「ゆず・・・は?・・」




めったに叫ばない私が急に叫んで驚いているようでした。




私はしゃがみこんで子供のように泣いてしまいました。





それにきずいたお医者さんが病室に入ってきました。



しゃがみこんで泣いてる私の肩に手をおいて、外に行こうか。といいました。




私は泣いたままうなずいてお医者さんについていきました。




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