切恋
「翼、あの・・・ね?私はずっと翼だけが好きだから」
急に繋ぐ手をギュッと握り、自分に誓うかのように由香が言う。
「あぁ」俺はその言葉を返した。
言葉で言う代わりに硬く硬く由香と繋いだ手を結ぶ。
「ぅわぁっ!可愛いなぁ」ハシャいでる由香。
今は街中の方に来てて、由香の買い物に付き合ってる。
これもいいなぁ、あっ!こっちも!なんんて言う由香に少し呆れながらも俺はふと外に目を向ける。 忙しそうに道を歩く人。
夏休み1日目。 由香とのデートから始まった。
楽しいから、そこまで嫌じゃない。
数十分悩み続けたあげくに由香が選んだ洋服は、由香らしいシンプルな刺繍が施された物。
次の店に向かう為、また手を強く繋いで街を歩く。
・・・ん?あれは、愛望?こっち、見てるよな。
愛望らしき奴は俺を見た瞬間走り出した。
その友達が慌ててソイツを追いかける。
「どうしたの?」急に立ち止まった俺を見て由香も立ち止まり、俺に問う。
「いや・・・。なにもねぇ」そう言って由香に笑いかける。
すると、由香も俺に微笑む。
・・・。アイツは、一体・・・・。浮かぶ疑問も今は胸に置いて由香の事だけを考える。
それから俺達はたわいない話をして、家に帰った。
急に繋ぐ手をギュッと握り、自分に誓うかのように由香が言う。
「あぁ」俺はその言葉を返した。
言葉で言う代わりに硬く硬く由香と繋いだ手を結ぶ。
「ぅわぁっ!可愛いなぁ」ハシャいでる由香。
今は街中の方に来てて、由香の買い物に付き合ってる。
これもいいなぁ、あっ!こっちも!なんんて言う由香に少し呆れながらも俺はふと外に目を向ける。 忙しそうに道を歩く人。
夏休み1日目。 由香とのデートから始まった。
楽しいから、そこまで嫌じゃない。
数十分悩み続けたあげくに由香が選んだ洋服は、由香らしいシンプルな刺繍が施された物。
次の店に向かう為、また手を強く繋いで街を歩く。
・・・ん?あれは、愛望?こっち、見てるよな。
愛望らしき奴は俺を見た瞬間走り出した。
その友達が慌ててソイツを追いかける。
「どうしたの?」急に立ち止まった俺を見て由香も立ち止まり、俺に問う。
「いや・・・。なにもねぇ」そう言って由香に笑いかける。
すると、由香も俺に微笑む。
・・・。アイツは、一体・・・・。浮かぶ疑問も今は胸に置いて由香の事だけを考える。
それから俺達はたわいない話をして、家に帰った。