切恋
―――――ガラガラ―――――
幸せ満開、ニヤケ顔全開のあたし。
そんな時、先生がやって来た。
「席に着け!」朝から張りのいい声を響かせる先生にあたしの耳の鼓膜は破れてしまいそうになる。
皆、ダラダラしながらも、席に着いていく。
それから、長々と話を聞かされたあたし達。
「はぁ・・・」思わず溜め息が出る。
ふと、ナナメ前の席に目をやると、由香ちゃんとバチッ、と目が合う。
反射的にニコッと笑うと、由香ちゃんも柔らかく微笑んで廊下へと歩いていった。
「愛望、由香に言ってくれてありがとな」不意に聞こえた愛しい声。
「ぅぅん!全然・・・。それより、翼は、好きな人と上手くいってるの?」
翼が急に話しかけてきたから、あたしは何を話すか訳がわからなくなって、
思わずその質問をしてしまった。
「ん?あぁ、俺、ソイツと付き合ってねぇから。
俺の一方的な恋心ってやつ?ソイツ、人気ハンパねぇし」ハハッと笑って翼が言う。
そぉ・・・なんだ。翼の一方的な片想いなんだ。
でも、きっとその女の子、可愛いんだろうなぁ・・・。
幸せ満開、ニヤケ顔全開のあたし。
そんな時、先生がやって来た。
「席に着け!」朝から張りのいい声を響かせる先生にあたしの耳の鼓膜は破れてしまいそうになる。
皆、ダラダラしながらも、席に着いていく。
それから、長々と話を聞かされたあたし達。
「はぁ・・・」思わず溜め息が出る。
ふと、ナナメ前の席に目をやると、由香ちゃんとバチッ、と目が合う。
反射的にニコッと笑うと、由香ちゃんも柔らかく微笑んで廊下へと歩いていった。
「愛望、由香に言ってくれてありがとな」不意に聞こえた愛しい声。
「ぅぅん!全然・・・。それより、翼は、好きな人と上手くいってるの?」
翼が急に話しかけてきたから、あたしは何を話すか訳がわからなくなって、
思わずその質問をしてしまった。
「ん?あぁ、俺、ソイツと付き合ってねぇから。
俺の一方的な恋心ってやつ?ソイツ、人気ハンパねぇし」ハハッと笑って翼が言う。
そぉ・・・なんだ。翼の一方的な片想いなんだ。
でも、きっとその女の子、可愛いんだろうなぁ・・・。