ジュンちゃんへのレター


「ごめんなさい・・・」


そう言うと、大きな罪悪感に襲われて子供みたいに泣き出した


「大丈夫だって・・まだ来年あんじゃん」


ジュンちゃんはそう言ってくれたけど、私は自分のせいで負けたんだ、とはっきり分かってたから涙は止まらなかった


「さぁちゃん足大丈夫?」


閉会式が終わってミーちゃんがやってきた


「うん」


そう言うと立ち上がって、ジュンちゃんとミーちゃんに支えられて保健室を出た


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