ジュンちゃんへのレター


体育館に案内されて私は1人で椅子に座っていた


「ねぇねぇ、あなたの名前は?」


いきなり話しかけられて振りかえると、女の私でもカッコイイと思う女の人がいた


「さぁちゃん・・あっ!」


つい癖であだ名のほうを答えてしまって、慌てて口を手でおさえた


「アハハッ!!おもしろーい!!」


その人は明るい声で笑う


「私は瑠璃子、よろしくね」


「よ、よろしく」


初めは緊張したけど、彼女は懐っこい性格ですぐに打ち解けた


瑠璃子も同じ教師を目指すため、学校外でもよく会ってショッピングをしたりした

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