ジュンちゃんへのレター
「薬を投与しますね」
若くて綺麗な看護婦さんがそう言って薬を投与した
ジュンちゃんから宣告されて、もう一カ月が経っていた
髪の毛は抜け落ちて、今はもう数本程度の髪がところどころ残ってるだけ
顔もパンパンだし、マスクは必需品
「さぁちゃん!」
瑠璃子が部屋に入ってきた
瑠璃子は毎日大雨が降ってようが来てくれた
「さぁちゃんの友達来てるよ」
瑠璃子の後から現れた姿を見て目を見張った