ジュンちゃんへのレター


「薬を投与しますね」


若くて綺麗な看護婦さんがそう言って薬を投与した


ジュンちゃんから宣告されて、もう一カ月が経っていた


髪の毛は抜け落ちて、今はもう数本程度の髪がところどころ残ってるだけ


顔もパンパンだし、マスクは必需品



「さぁちゃん!」


瑠璃子が部屋に入ってきた


瑠璃子は毎日大雨が降ってようが来てくれた


「さぁちゃんの友達来てるよ」


瑠璃子の後から現れた姿を見て目を見張った

< 27 / 39 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop