ジュンちゃんへのレター


前の選手が走りまわり、嬉しいことに私たちのクラスが1位を保って走っていた


そしてアンカーである私にバトンが回ってきた


受け取ると、ものすごいプレッシャーを吹っ切るようにして走り出す


「頑張れーーー!!!」


ミーちゃんを始めみんなが応援してくれている


カーブを曲がるとき


「さぁちゃん、その調子!!」


ジュンちゃんの声が耳にはっきりと聞こえた


「あっ!!」


その時は訳がわからなかった


誰かとぶつかったのか、わざと押されたのかわからないけど、そのまま転んで足をひねった


クラスの人たちは茫然としていた


走りたいのに痛くて走れない・・


悔しくて涙が出てきた




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