cherry
こうして、一件落着し、先生はまた見回りに行き、あたし達はまた海で遊んだ。

今日は、いろいろあったけど、すごく充実した1日になった。

帰り際。

前で、瞬と澪と亜理紗が楽しく話している中、あたしと拓也は後ろを歩いていた。

「咲良。あのさ・・・」

「ん?何?」

「今日、助けてやれなくて、ごめんな・・・」

驚いた。

拓也がそんなことを思ってくれていたなんて、知らなかった。

「ううん!全然いいから!」

あたしは、笑顔で答えたけど、本当だったら、拓也に助けて欲しかったな・・・なんてことを思っていた。

「そっか。」

こうして、あたし達は家に帰って行った―
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