cherry
「ち、違うよ!全然、付き合ってなんかないから!」

そう言ったとたん、その子の表情は明るくなった。

えっ・・・

もしかしてこれは・・・?

「あっ、なら良かった。そういう噂が流れていたから。」

へぇ~。

そんな噂が流れてたんだ。

全然知らなかった。

「実は、あたし、拓也くんのことが好きなの。」

やっぱり。

思っていた通りだ。

「そうなんだ~」

「ごめん。それだけなんだ。ありがとう!」

そう言って、去っていった。
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