cherry
昼休み。
あたしは、屋上に瞬を呼び出した。
「咲良、急にどうした?」
瞬が笑顔で話しかける。
「あのさ、あたし・・・瞬のこと好きだよ。大切な人なの。拓也と付き合ったって、それはずっと変わらないから!」
言い終えると、もやもやしていた気分がすーっと抜けて、すっきりした。
「咲良・・・」
瞬があたしを抱きしめた。
「えっ、ちょ!瞬!」
いきなりのことで、パニック状態だった。
「1分だけ!ごめん・・・1分だけだから、こうさせて・・・?」
震える声で言う瞬に、嫌とも言えず、そのままずっと瞬を抱きしめていた。
その場面を、誰かに見られていたなんて・・・
この時のあたしは、知るよしもなかったんだ―。
あたしは、屋上に瞬を呼び出した。
「咲良、急にどうした?」
瞬が笑顔で話しかける。
「あのさ、あたし・・・瞬のこと好きだよ。大切な人なの。拓也と付き合ったって、それはずっと変わらないから!」
言い終えると、もやもやしていた気分がすーっと抜けて、すっきりした。
「咲良・・・」
瞬があたしを抱きしめた。
「えっ、ちょ!瞬!」
いきなりのことで、パニック状態だった。
「1分だけ!ごめん・・・1分だけだから、こうさせて・・・?」
震える声で言う瞬に、嫌とも言えず、そのままずっと瞬を抱きしめていた。
その場面を、誰かに見られていたなんて・・・
この時のあたしは、知るよしもなかったんだ―。