cherry
「俺、そいつのこと絶対許さねえから!また、なんかやられたら、すぐ言えよ。」

「・・・うん。」

拓也のおかげで、気持ちが楽になった。



そして、次の日。

今日は、何をやられるのか・・・

そんなことを思いながら、学校へ行った。

すると、教室に入っても、なにもなかった。

いつもは、うんざりするくらいの、たくさんの嫌がらせをしてくるのに・・・

なぜか、今日は何一つなかった。

驚いたけど、気を緩めないように気をつけた。

でも、その日からぱたりと嫌がらせはなくなった。

「咲良。良かったじゃん!」

亜理紗が笑顔で言った。




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