cherry
こうして、瞬はあたしを家まで送ってくれた。

「瞬、今日はほんとにありがとね。」

「おお、俺の方こそ、ありがとな!」

・・・もう、瞬帰っちゃうんだ。

なぜだか、寂しいと思う自分がいた。

「うん、また明日!」

想いとは裏腹に、笑顔で答える。

「じゃあな~!」

そういって、瞬は帰っていった。

あたしは、瞬の姿が見えなくなるまで、

ずっと瞬の後姿を見続けていた―
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