cherry
しばらくすると、２人がやってきた。

「２人ともすごいじゃない！」

澪と亜理紗が褒め称える。

「そうだよ！２人ともカッコよかったよ！」

あたしも笑顔でそう言うと、２人の顔が赤くなったような気がした。

気のせいかな・・・？

「じゃあ、行こうか。」

亜理紗の言葉で、みんなが歩き始める。

あっ！やばっ・・・

教室に忘れ物しちゃったよ・・・

「ごめん。教室に忘れ物しちゃった・・・取りに行ってくるから、先に行ってて。」

「分かったー。咲良はほんとにドジだなぁ～！」

みんなに馬鹿にされて悔しかったけど、本当のことだから言い返すことも出来ない。

はぁ～・・・教室にとりに行くか。

そう思って、あたしが教室に向かおうとした時、瞬の声がした。
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