cherry
そう願ったとき、願いがかなったように、ある人の声が聞こえた。

いつも聞きなれた、低くて透き通った声。

そう、この声は・・・

「てめぇら、咲良になに手だしてんだよ!?」

瞬だ・・・

あたしは、涙があふれそうになった。

瞬はかなりキレていて、ギャル軍団の方を睨み付けている。

瞬の目力はすごい・・・

それに、圧倒されたギャル達は、急に弱弱しくなった。

「えっ・・・だって・・・」

「次、咲良に手だしたら、ぜってぇ許せねえからな・・・!?」

「はい・・・」

瞬はあたしの手をひっぱって行った。
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