下僕主とツンデレ超えた召喚物


「いっ……」


思わぬダメージを指先に受けた。


固いもの。石にパンチしたみたいに逆にこちらが痛い思いをするパターンだが。確か、中身はラグナの服しか入ってないはず。


不思議に思って黒い布地を取り出して。


「――」


袋の奥底にある宝を見つけ出した。


宝石。
デカいのが三つあり、あとは紙幣が詰まっていて。


「……」


真っ青になる己を感じながら、速攻技で取り出したラグナの服をつめて底にあるソレらを隠した。



ドキドキと心臓が鳴る。


ギチギチと関節が弛緩して動き辛くも、俺はラグナに近づきゆさゆさとマグニチュードで言うなら八(俺的にはそのつもり)で横になるラグナを揺さぶった。


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