下僕主とツンデレ超えた召喚物
「いや未経験だが、女性の接待に関しては苦ではない。要素が揃えば、ゴッドファーザーも超えるだろう」
「だから誰だよ……。なに、要素って。世の中、顔だけで全部うまくいくわけねえぞ」
「知っている。所詮、顔はパーツだ。ホストとは女性に癒やしを与え、与えた分の見返りを貰える職業と解くらしい。
俺は顔と話術で癒やしを与えた。まあ、たまたま俺が接待した人が大富豪バッテラの愛人三十二番という運もあったが」
「金持ちの愛人が三十二人もいれば運も何もあったもんじゃねえだろ……」
「いやいや、三つの宝石をくれたのもその人だからな。とかくも、要素が揃えば誰だって女性を癒やし、笑顔にさせ、見返りを貰うことができる」
「ラストの一文でお前の最低さに磨きがかかったな……。ホストはそんな仕事だとしても、顔と話術だけでそんな」