下僕主とツンデレ超えた召喚物
こいつがホストやってあれだけの金を稼いだ理由が分かった気がする。
こんなセリフを自然と、のうのうと吐くのだから、女ならばドキドキしてしまうだろう。
ツンデレ貧乳が『メロメロドッキュッン』という擬音を出して、倒れるのが想像された。
ただ図らずも、言われた方は安心してしまう。ムカつくけど。
こいつの強さを信頼しちまって、こいつの言葉を信用しちまうから。
なら、これからする賭け試合なんかもラグナが負けないのなら、負けることなどないのだろう。
「一応聞くけど、俺も戦う要因になるのか」
「参加申し込みしたのは召還ジャンルのものだ。召還者と召還物。二人一組でグラウンドに立つ。戦う要因として観客(周り)は見るかもしれないが、君は俺の後ろで立っていればいい。
戦いに巻き込まれているかもしれないが、あくまでも“第三者”。間近で試合を見られるという見物人程度の気持ちでいればいい」