下僕主とツンデレ超えた召喚物
第二戦、“生きる大聖堂”
(一)
二回戦目。
また同じように荒れたグラウンドに足を踏み入れたわけだが、最初と違うのは野次を飛ばされなかったこと。
ざわざわとした声はあるものの、皆、ラグナに対しての好奇の目が失せていた。
つうか、満席だったはずなのに空席がちらほら目立つ。
一回戦目で俺たちが負けるに賭けた奴らは泣きながら帰ったにしても、異様に減ってないか。
それだけ俺たちが勝ち進んだことが意外――もはや、奇跡にも思えたのか。
怯えという奇跡を背負った俺たちは、観客のどよめきに迎えられた。
『えー、えー……。第二回戦目なワケ。つうか、私、帰ってもいいですか?あ?ダメ?仕方がないなぁ、まあ、もしかしたら三回戦目までたどり着くかもしれませんからねー。
ジャラシーさんの召還物は男として見たいしなぁ。あー、でも、二回戦はブロッサム……あ、いや、ブロッサム様だからなぁ。まあ、いいや。なんかあった時は君を盾にしますからよろしくなワケ』