下僕主とツンデレ超えた召喚物
召還、俺が呼ぶのは――
* * *
「はいはーい、手順はもう分かりきっているでしょう。ささっとやりましょうねー」
修復された体育館。俺とクリアの特別授業が行われていた。
まずは俺。
先生に言われたとおりに目を瞑り、頭に出てきた言葉を一つずつ摘み取っていく。
そうしてできた文字を組み合わせて、呼び出す作業。
バチバチと辺りの空気が渦巻くのを感じて。
「“黙示録の火竜”(メキドフレイム)」
出てきたどこまでも赤いドラゴンに俺は笑って言ってやった。
「よろしくなっ!」