下僕主とツンデレ超えた召喚物


何か言いたいが、奴が行ってしまったので俺も先生に一礼をして部屋を出た。


大理石の廊下。ここら一帯は教員の個室が連なるため、行き交う生徒はいない。


生徒がいないならと俺は着ていたローブのボタンを首もとまでしめて、首輪の隠蔽をした。


廊下にあった窓でうすらぼんやりと自分が映ったためにそれで首輪が見えないか確認するが……うわ、微妙。


バレる奴にはバレてしまう。


「なあ、首輪何とかできねえのか」


「首を切り落として外すか」


「っっ、バカがお前は。死んじまうっ」


「死ぬ前に繋げればいい」


「え、マジ話なのか」


「もっとも首を切ったところで、すぽりと抜けるとは限らないが」


「ダメなら最初からそう言えよっ」


「安全な方法なら、やはり俺が帰ることだ」


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