下僕主とツンデレ超えた召喚物
キラキラの瞳は一点集中。熱視線なんてあるけど、まさに向けられている奴にとってはそんな気分を味わっているに違いない。
分かちまった事実。
ざます先生も……女だった。
「こっちの生徒に召喚された者です」
です口調なのは、多分ざます先生を年配者と見たからだと思うけど。
「そ、そうなの。どこの世界から来たの?」
「天使たちが多くいる場所です」
「まあまあっ、じゃあ、あなたも天使なのね」
「はい」
「道理で、とても誠実で男前……あ、いいえ、凛々しい姿だと思いましたわ」
「お誉めに預かり光栄です。あなたのような麗しい貴婦人に出会えて、この世界に来たかいがありました」
「貴婦人だなんて……!」
「失礼してもよろしいでしょうか。この世界で羽を伸ばしたいので」