下僕主とツンデレ超えた召喚物
ねーとテレサ先生が赤騎士に言えば、重そうな兜が頷く。
『我はこの身に変えても主を守ろう。盟約を守るのが召喚物の運命だ』
従順なる騎士らしい言葉だ。
もっとも、呼び出されたものは何が何でも主に従う強制をさせられるが。
「……っ」
やっぱ俺もあんなかっこいい奴を召喚したい。
見ただけで周りがざわめきたつような強い奴。
でっかい獣類だったらいいだろう、絶対に出してやる。
召喚者としては誰もが思うことだろう。
従順な強者。
これほど気持ちが良いことはない。
「さてさてー、早速始めましょー。右から順にね」
パンパンと手を叩いて促す先生に一番右側にいた奴が前に出た。