下僕主とツンデレ超えた召喚物
けど、嘘じゃないと愛くるしい涙目ポックルさんが俺に訴えてくる。
とりあえずは、先生に話すのが妥当だと判断したときのことだった。
「ヨージさんっ、いましたよ!あそこです!」
広場全体に響くような声。
見れば、茶髪の生徒が俺を指差していた。
は?と思っている内に、中央広場に見知らぬ奴ら数名がずかずかと乱入し、俺の前に立ちはだかった。
皆、制服ではなく私服だ。顔、出で立ちからして大学院の生徒なのだろう。
生徒識別のためにある胸元のバッジがメイスをもったアストロレイヤ(乙女座)であることから魔法部魔術科のものであるのも分かった。
因みに、俺もバッジをしていて召還科のものはアスクレピオス(へびつかい座)の模様をしたかっこいいバッジだ。