下僕主とツンデレ超えた召喚物


全てに合点がいった。


こいつらだ、と心で思い相手を睨みつける。


大学院の奴らは校舎前での露店作りをやっている。

高等部の俺がそちら側の様子など知るはずもなく、このポックルさんがいなくては気づかなかった。


「渡せるかっ。お前ら、ポックルさんは機械(もの)じゃねえんだぞ。なのに、そんな扱い方しやがって。今すぐやめろ!」


叫んだことに赤髪はきょをつかれたような顔をしたが、「あー、うぜ」と唾でも吐きそうな顔をして。


「なに?どーしようが、構わねえだろ。こっちは金払って雇ってんだ。仕事ばんばんさせて何が悪いわけ?」


「お前らが払う金じゃねえだろうが。あくまでもポックルさんは生徒たちを“手伝うため”に学園側が雇ってんだ。

全部押し付けんじゃねえ!第一、こんな小さい小人だけに露店を建てさせようとさせる頭がおかしいぞ!」



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