霊務2
【この会社って…ー24】





そこに礼子は
ポンと手を置き
早紀を慰めた。







「大丈夫だよ。

それアタシが営業課に
頼まれたんだから、
アタシの責任にしとけば
いいのよ」







「え…でもそれじゃあ
アンタが…」







「いいからいいから♪」







そう言って礼子は
シュレーダーのゴミを
あさった。







誰か霊にでも頼んで
特殊能力で復元しようと
しているのだろうか?






でも、
他人の力を借りる
性格でもない礼子は
その事は
全く考えている
ハズはない。






では一体
どうする気か…?







「ゴミ…どうするのよ…

そんなん持ってっても
無駄よ…」







「まあいいから★」






礼子の考えは読めない。







いつもいい加減な
礼子は
また適当に言ってる
だけかもしれない。






しかし、
こればかりはどうにも
ならないだろう
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