霊務2
【この会社って…ー30】
そう思ってると
礼子はケロッと
言葉を出した。
「要は……
何が言いたいの?
この会議?
回りくどい
言い方してたけど、
お互いの利益向上の為の
話し合いなんだよね?」
しれっと言い放つ礼子。
課長が礼子の無礼な言葉を
謝る前に、
相手方は答えた。
「いかにも……
そちらの三光さんと、
我が会社の
利益向上の為の話し合いだ」
「じゃあ
ここで利益って話すより
実際使ってくれた
顧客に感想は聞いた?
ただ売るんじゃなくて
ただ周りの
化粧メーカーと
競うんじゃなく、
お客さんの生の声は
聞いたの?
1人1人のニーズが
大事じゃないの?」
「そ、それは…」
どうやら
そこまでしていないようだ。
「だからこんな話しても、
新しい商品だの何だの
ちっとも前に
進まないんだよ。
商品開発はお客さんが
必ずついてまわる。
決めるのはお客さんだよ
将を射んと欲すれば
まずは馬を射よ…
でしょ?」
ズバッと切りかかった礼子。
えらくペラペラ言えた…
が、
コレには実は裏がある。
今の礼子の言葉全て、
昨日見たドラマ
(バラチン)の
会社の会議に使われた
台詞であった。
しかし、バラチンは
視聴率が低い為
誰も見ておらず、
今の言葉は完全に
礼子が言ったものと
認識されたのだ。
「では……
どうしたらいいか
君の意見がほしい。
素直な君の意見が」
なかなかズバッと言う所が
逆に気に入られたのか、
相手は更に意見を
求めてきた。
これ以上は
ドラマにない事。
礼子は自分自身の考えを
述べなければならない。
さあ…どうする?
そう思ってると
礼子はケロッと
言葉を出した。
「要は……
何が言いたいの?
この会議?
回りくどい
言い方してたけど、
お互いの利益向上の為の
話し合いなんだよね?」
しれっと言い放つ礼子。
課長が礼子の無礼な言葉を
謝る前に、
相手方は答えた。
「いかにも……
そちらの三光さんと、
我が会社の
利益向上の為の話し合いだ」
「じゃあ
ここで利益って話すより
実際使ってくれた
顧客に感想は聞いた?
ただ売るんじゃなくて
ただ周りの
化粧メーカーと
競うんじゃなく、
お客さんの生の声は
聞いたの?
1人1人のニーズが
大事じゃないの?」
「そ、それは…」
どうやら
そこまでしていないようだ。
「だからこんな話しても、
新しい商品だの何だの
ちっとも前に
進まないんだよ。
商品開発はお客さんが
必ずついてまわる。
決めるのはお客さんだよ
将を射んと欲すれば
まずは馬を射よ…
でしょ?」
ズバッと切りかかった礼子。
えらくペラペラ言えた…
が、
コレには実は裏がある。
今の礼子の言葉全て、
昨日見たドラマ
(バラチン)の
会社の会議に使われた
台詞であった。
しかし、バラチンは
視聴率が低い為
誰も見ておらず、
今の言葉は完全に
礼子が言ったものと
認識されたのだ。
「では……
どうしたらいいか
君の意見がほしい。
素直な君の意見が」
なかなかズバッと言う所が
逆に気に入られたのか、
相手は更に意見を
求めてきた。
これ以上は
ドラマにない事。
礼子は自分自身の考えを
述べなければならない。
さあ…どうする?