霊務2
【この会社って…ー32】
無事に会議も終わり、
上からも
『部下の教育が良い』
と課長は誉められ、
鼻高々になっていた。
そんなご機嫌の課長と
礼子は廊下を歩いていた
「凄いわね叶さん。
私としても
見直したわよ」
「まあ、あれが
欲しいですから~
だから頑張った!」
礼子の言葉に課長は
『?』と反応する。
「欲しいもの…?
なんなのそれは?」
すると礼子は手の指を
円マークに代えて
シシシといやらしい
笑いをした。
「値が欲しいんですよ」
素直に『金』と言うと
汚らしいので
遠回しの言い方で言った
すると…
ガタ!!
課長は
その言葉に反応して、
壁に背をへばりつかせた
「ネ、ネガ欲しい?!」
まさかこの子…
上層部にまで
隠し撮りを!!!?
「うん。
『値が』欲しいよ。
課長も欲しいでしょ?」
「私も
『ネガ』欲しい!?」
私のネガなんて…
これは脅迫?
課長は頭が良過ぎて、
逆に深読みしている。
そして、
自分の財布から
スッとお金を出すと
礼子の手に
ギュっと握らせた。
「これ、少ないけど
受け取りなさい」
そうして、
渡すだけ渡すと
スタスタと
どこかへ行ってしまった
この人は
どうしていつも
金を渡したら
逃げるように
どこかへ行ってしまうの
だろうか?
そして
それをもらった礼子は…
「課長自ら
アタシに値を
くれるの?
太っ腹~」
こちらはポジティブに
勘違いをしていた
無事に会議も終わり、
上からも
『部下の教育が良い』
と課長は誉められ、
鼻高々になっていた。
そんなご機嫌の課長と
礼子は廊下を歩いていた
「凄いわね叶さん。
私としても
見直したわよ」
「まあ、あれが
欲しいですから~
だから頑張った!」
礼子の言葉に課長は
『?』と反応する。
「欲しいもの…?
なんなのそれは?」
すると礼子は手の指を
円マークに代えて
シシシといやらしい
笑いをした。
「値が欲しいんですよ」
素直に『金』と言うと
汚らしいので
遠回しの言い方で言った
すると…
ガタ!!
課長は
その言葉に反応して、
壁に背をへばりつかせた
「ネ、ネガ欲しい?!」
まさかこの子…
上層部にまで
隠し撮りを!!!?
「うん。
『値が』欲しいよ。
課長も欲しいでしょ?」
「私も
『ネガ』欲しい!?」
私のネガなんて…
これは脅迫?
課長は頭が良過ぎて、
逆に深読みしている。
そして、
自分の財布から
スッとお金を出すと
礼子の手に
ギュっと握らせた。
「これ、少ないけど
受け取りなさい」
そうして、
渡すだけ渡すと
スタスタと
どこかへ行ってしまった
この人は
どうしていつも
金を渡したら
逃げるように
どこかへ行ってしまうの
だろうか?
そして
それをもらった礼子は…
「課長自ら
アタシに値を
くれるの?
太っ腹~」
こちらはポジティブに
勘違いをしていた