霊務2
第七死 米山
【十年前の真実ー1】
とりあえず
会議も一通り終わり、
礼子は社長室に戻った。
すると、
朝っぱら珍しく
三山は姿を現していた。
社長席の後ろの窓から
しきりに地上を
眺めている。
「あ。
夜以外に会うなんて
珍しいね~」
礼子が声をかけると
三山は気付き
こちらへ近付いてきた。
「叶さん……
今、
外に出ていった人は…?」
「ん?
クロレアの金丸社長?
何か
この会社を合併するって
話みたいだよ」
それを聞くと
三山の顔はみるみる
変わっていった。
「本当ですか?!
あの社長の名前!!
金丸って
言いましたか?!!!」
グイグイ詰め寄る三山。
何か真剣なようだ。
「そうよ。
それがどしたの?」
すると三山はガクンと
その場に座り込んだ。
「あ、あ、あの悪魔が…」
「悪魔??」
キョトンとする礼子に
三山はポツリと呟いた。
「あれが……
私を自殺に追い込んだ…
三光の元社長の
金丸ですよ…」
とりあえず
会議も一通り終わり、
礼子は社長室に戻った。
すると、
朝っぱら珍しく
三山は姿を現していた。
社長席の後ろの窓から
しきりに地上を
眺めている。
「あ。
夜以外に会うなんて
珍しいね~」
礼子が声をかけると
三山は気付き
こちらへ近付いてきた。
「叶さん……
今、
外に出ていった人は…?」
「ん?
クロレアの金丸社長?
何か
この会社を合併するって
話みたいだよ」
それを聞くと
三山の顔はみるみる
変わっていった。
「本当ですか?!
あの社長の名前!!
金丸って
言いましたか?!!!」
グイグイ詰め寄る三山。
何か真剣なようだ。
「そうよ。
それがどしたの?」
すると三山はガクンと
その場に座り込んだ。
「あ、あ、あの悪魔が…」
「悪魔??」
キョトンとする礼子に
三山はポツリと呟いた。
「あれが……
私を自殺に追い込んだ…
三光の元社長の
金丸ですよ…」