霊務2
【やる気になったのは礼子ー5】





事良く、
今計画を全てペラペラ
喋るワケがない。






明らかに怪しいが、
何をしようとしているかが
問題である。






ポワポワポワァ~~…






礼子は頭をポケッとして
昔を思い出した。






そう言えば、
オッサンは
超ベテランの霊になると
人間の脳と
シンクロ出来るって
言ってたな…






『いいかい礼子君。
君はいかに
霊務のレベルを
上げようと、
出来ない事もあるんだよ

脳のシンクロはそれこそ
何百年も霊をした
ベテランじゃないと
出来ない事だよ。

だからあまり
調子に乗らないように
精進したまえ
ハッハッハ』






あの頃は
そう言われたけど、
特にシンクロに興味が
なかったな~






よーし一か八かで
やってみよう!!






『ハッハッハ
無駄だよ礼子君。

そんな甘い力じゃないよ』






想像のオッサンが
礼子を小馬鹿にしてくる






確かシンクロは
人間の頭と自分の頭を
重ねればいいと…






その後はもうコツや
その人の資質しかない。






やり方など
霊の1~10の
レベル能力とは
些か違った
本当に難しい力だ。





レベルは関係ない。

レベル1でも
何百年も霊なら
出来る可能性もあるし、
レベル10でも
出来ない霊もいる。






『ほら、
これだけ説明したんだよ

やっても意味ないから
止めなさい』






礼子はスッと金丸の頭を
自分の頭と被せてみた。






すると…






「あ、分かっちゃった~

そーゆー作戦何だね」






普通に難なく
シンクロ出来た。






『何で出来るの君…』






想像でも
やはりオッサンは
そう突っ込んだ
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