霊務2
【やる気になったのは礼子ー6】
コイツは…
その作戦は…
すると金丸は携帯を
取り出し、
どこかへ電話し始めた。
すぐにガチャリと
繋がる。
「もしもし…私だ…
準備は整ったぞ」
金丸が喋り始めたので
礼子は受話器に近付き
相手の声も聞いた。
《へっへっへ。
社長さんよ
ちゃんとあっしにも
金をくださいよ?
これだけ三光の事を
調べ上げたんですから》
「ああ、分かってる。
駅前のロッカーに
明日の朝金を入れとく。
暗証番号は0730だ」
《じゃあ警察に
見つからないように
用心して深夜にでも
取りますよ。
じゃあ、
これでもう明日から
クロレアに出社しなくて
いいですね?》
「ああ、
一年間ご苦労だった…
お陰でクロレアでの
隠蔽工作や
三光の情報まで
得ることが出来た…
だから分け前は必ず渡す」
《そうしてくださいよ。
へへっ
何しろクロレアには
もう金が残って
いませんからね。
あんなに
デカかった企業が
ここまでなるとは、
アンタは恐ろしいよ》
「話はもういいだろう?
三光のバカ社長は
この会社に
50億の売り上げが
あると
嘘を言っただけで
喜んで2000万も
出すと言った…
その金を受け取り次第
私は逃亡するから、
君とはこれっきりだ」
《へーへー。
金さえいただければ
ご自由に。
せいぜい最後の詐欺
頑張ってくださいね。
ではあっしはこれで…》
ブツッ…!
コイツは…
その作戦は…
すると金丸は携帯を
取り出し、
どこかへ電話し始めた。
すぐにガチャリと
繋がる。
「もしもし…私だ…
準備は整ったぞ」
金丸が喋り始めたので
礼子は受話器に近付き
相手の声も聞いた。
《へっへっへ。
社長さんよ
ちゃんとあっしにも
金をくださいよ?
これだけ三光の事を
調べ上げたんですから》
「ああ、分かってる。
駅前のロッカーに
明日の朝金を入れとく。
暗証番号は0730だ」
《じゃあ警察に
見つからないように
用心して深夜にでも
取りますよ。
じゃあ、
これでもう明日から
クロレアに出社しなくて
いいですね?》
「ああ、
一年間ご苦労だった…
お陰でクロレアでの
隠蔽工作や
三光の情報まで
得ることが出来た…
だから分け前は必ず渡す」
《そうしてくださいよ。
へへっ
何しろクロレアには
もう金が残って
いませんからね。
あんなに
デカかった企業が
ここまでなるとは、
アンタは恐ろしいよ》
「話はもういいだろう?
三光のバカ社長は
この会社に
50億の売り上げが
あると
嘘を言っただけで
喜んで2000万も
出すと言った…
その金を受け取り次第
私は逃亡するから、
君とはこれっきりだ」
《へーへー。
金さえいただければ
ご自由に。
せいぜい最後の詐欺
頑張ってくださいね。
ではあっしはこれで…》
ブツッ…!