霊務2
【やる気になったのは礼子ー8】
次の日の朝…
ちょこっと
用事を済ませた礼子は
会社にまで到着した。
「いよいよね…
この会社は私が守る」
いつもふざけてる礼子は
いつになく真剣だ。
ウィィ…
自動ドアを通り
受け付けフロアに入ると
そこにはヨネさんが
待ちかまえていた。
「頼むぞ礼ちゃんや…
もう金丸は会議室に
来てるんでな。
さっき案内しといたよ」
金丸も副社長とは言え
10年前の
ヨネさんの顔は
覚えていないらしい。
当然だ。
こんな
しわくちゃになった上
髪も真っ白。
それにまさか、
元副社長が
掃除のおばさんを
してるとは
夢にも思わない。
それに予め役職の名前を
調べ上げた金丸は、
もうこの会社に
自分を知る者はいないと
判断した。
やはり金を吸い上げる
下調べは
念密に行っていたのだ。
「大丈夫、
任せておばあちゃん!」
それだけ勇気づけると
礼子は手を振って
エレベーターへ
乗り込んだ
次の日の朝…
ちょこっと
用事を済ませた礼子は
会社にまで到着した。
「いよいよね…
この会社は私が守る」
いつもふざけてる礼子は
いつになく真剣だ。
ウィィ…
自動ドアを通り
受け付けフロアに入ると
そこにはヨネさんが
待ちかまえていた。
「頼むぞ礼ちゃんや…
もう金丸は会議室に
来てるんでな。
さっき案内しといたよ」
金丸も副社長とは言え
10年前の
ヨネさんの顔は
覚えていないらしい。
当然だ。
こんな
しわくちゃになった上
髪も真っ白。
それにまさか、
元副社長が
掃除のおばさんを
してるとは
夢にも思わない。
それに予め役職の名前を
調べ上げた金丸は、
もうこの会社に
自分を知る者はいないと
判断した。
やはり金を吸い上げる
下調べは
念密に行っていたのだ。
「大丈夫、
任せておばあちゃん!」
それだけ勇気づけると
礼子は手を振って
エレベーターへ
乗り込んだ