霊務2
【やる気になったのは礼子ー12】
まあバカな事を考えても
仕方がない。
タヌキが言わぬなら
自分が何としても
言わなければ。
「はい!」
会議の中、
高々に
ビシッと手を上げる礼子
全てうまくいくと
思っている金丸は、
何の迷いもなく礼子を
指した。
「どうぞ?」
その言葉に
礼子は理由も言わず
キッパリと断った。
「うちは
アナタの会社の
子会社にはなりません。
この会議はなかった事に」
くどくどと
理由から説明したら
きっとタヌキか重役に
止められる危険性も
あった為、
担当直入に断った。
「な、な、何を
言い出すんだ!」
当然タヌキは
そう言うだろう。
相手の社長金丸も、
目を丸くしている。
「とにかくお引き取りを
二度と来ないでください」
どうせ
つまみ出されるなら
ここまで強く言っとこう
「叶君!失礼だぞ!
出て行きたまえ!」
ほーら
やっぱり予想通り。
もうここまできたら
こぼした牛乳を
吹いた雑巾でも、
金丸に
ぶつけてやろうかしら?
そう思ってると
そんなタヌキと
礼子の様子を見て、
落ち着いた金丸は
冷静に聞いてきた。
「何故なんだね?」
まあバカな事を考えても
仕方がない。
タヌキが言わぬなら
自分が何としても
言わなければ。
「はい!」
会議の中、
高々に
ビシッと手を上げる礼子
全てうまくいくと
思っている金丸は、
何の迷いもなく礼子を
指した。
「どうぞ?」
その言葉に
礼子は理由も言わず
キッパリと断った。
「うちは
アナタの会社の
子会社にはなりません。
この会議はなかった事に」
くどくどと
理由から説明したら
きっとタヌキか重役に
止められる危険性も
あった為、
担当直入に断った。
「な、な、何を
言い出すんだ!」
当然タヌキは
そう言うだろう。
相手の社長金丸も、
目を丸くしている。
「とにかくお引き取りを
二度と来ないでください」
どうせ
つまみ出されるなら
ここまで強く言っとこう
「叶君!失礼だぞ!
出て行きたまえ!」
ほーら
やっぱり予想通り。
もうここまできたら
こぼした牛乳を
吹いた雑巾でも、
金丸に
ぶつけてやろうかしら?
そう思ってると
そんなタヌキと
礼子の様子を見て、
落ち着いた金丸は
冷静に聞いてきた。
「何故なんだね?」