霊務2
【やる気になったのは礼子ー17】
とにかく誰かが怪しいと
気付いてくれたんだ。
礼子はこのまま
話の流れを
任せる事にした。
「な、何を証拠に
そんな事を…
失礼な!!!」
金丸は三光に対し、
怒りを露わにしている。
だけど、
どこかしら
ひや汗を流し、
焦っているようにも
見えた。
「証拠はありません。
ですが今回の合併と事件が、
あまりに
類似しているもので…
その元小麦会社の社員が
目の前のパン屋で
働いているので、
詐欺師の顔を
見れば分かりますが…」
「見れば分かるとは
何なのかね!!
私の顔を見せれば
分かるとでも?
無礼な態度
もう許さんぞ!」
金丸が
こんなに怒る(焦る)
のには、
理由がある。
単純に小麦会社の社員に
顔を見られたくないからだ。
その会社。
自分が同じ手口で
詐欺をしたこと。
それをよく
覚えているからである。
ヘタに今連れてかれては
バレかねやしない。
それを恐れて
怒鳴りつけて
この会社から急いで
去ろうとしているのだ。
もう計画は台無しだ。
捕まるくらいなら、
このまま国外に
逃亡しよう。
まさか、
こんな近くで数年前に、
しかも
この県外で詐欺した
小麦会社が出てくるとは
夢にも思わなかった
とにかく誰かが怪しいと
気付いてくれたんだ。
礼子はこのまま
話の流れを
任せる事にした。
「な、何を証拠に
そんな事を…
失礼な!!!」
金丸は三光に対し、
怒りを露わにしている。
だけど、
どこかしら
ひや汗を流し、
焦っているようにも
見えた。
「証拠はありません。
ですが今回の合併と事件が、
あまりに
類似しているもので…
その元小麦会社の社員が
目の前のパン屋で
働いているので、
詐欺師の顔を
見れば分かりますが…」
「見れば分かるとは
何なのかね!!
私の顔を見せれば
分かるとでも?
無礼な態度
もう許さんぞ!」
金丸が
こんなに怒る(焦る)
のには、
理由がある。
単純に小麦会社の社員に
顔を見られたくないからだ。
その会社。
自分が同じ手口で
詐欺をしたこと。
それをよく
覚えているからである。
ヘタに今連れてかれては
バレかねやしない。
それを恐れて
怒鳴りつけて
この会社から急いで
去ろうとしているのだ。
もう計画は台無しだ。
捕まるくらいなら、
このまま国外に
逃亡しよう。
まさか、
こんな近くで数年前に、
しかも
この県外で詐欺した
小麦会社が出てくるとは
夢にも思わなかった