霊務2
【上に立つべき人間-26】





ゆっくり目を開けた
ヨネさんは
礼子に目線をやった。







「礼ちゃんや……」








「ん?なーに?」








「ワシの教育は
厳しいかもしれないよ?

三光の副社長として
これからビシビシ
いかせてもらうからね」








その言葉に
礼子は指で丸を作った。








「オッケー★

そっちこそ
社長の言うこと
従ってもらうからねっ」







お互いクスリと
笑い合った
三光の屋上での事。







この会社の未来は
2人によって…


いや…3人によって
作られていくだろう…







こうして三光は
会社として成長を遂げ

栄光を極めていく。







その未来を
象徴するかのように

夕暮れ掛かった夕焼けが
三光を
照らし続けていた…
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