霊務2
【消えた2人ー2】
うごめく校内の闇…
学校内では、
数名の霊達が
浮遊していた…
「………」
何も考えてなく、
ひたすらゾンビのように
うろつく彼ら。
覇気がない。
「人間……
来たな……」
1匹が呟き、
みんなは頷く。
「脅かすか…」
「ああ…」
生きた人間の匂いを
嗅ぎ付け、
霊達はそのまま
来るのを待ち構えていた
すると…
「ぎゃーーー!!!」
突然の仲間の悲鳴。
廊下の奥から
聞こえてきた。
「どうした!
何があった!!」
奥から次々と仲間の
叫び声が迫ってくる。
得体の知れない
『何かが』
近付いているようだ。
そして……
「う、うわあ!!」
暗闇から姿をみせた
得体の知れないもの…
それは、
髪を前に垂らし
低い唸りを上げて走る
化け物だった。
「ぎゃーーーー!!!!
貞子だあ!!!!!!」
あまりの怖さに
逃げ出す霊達。
中には腰を抜かして
泣き出す者もいた。
「ばあ!!」
そのまま髪をあげ、
舌を出した礼子は
みんなに顔を見せた。
それを見た霊は…
「あ、兄貴…?」
ようやく礼子だと
いうことに気付いた
うごめく校内の闇…
学校内では、
数名の霊達が
浮遊していた…
「………」
何も考えてなく、
ひたすらゾンビのように
うろつく彼ら。
覇気がない。
「人間……
来たな……」
1匹が呟き、
みんなは頷く。
「脅かすか…」
「ああ…」
生きた人間の匂いを
嗅ぎ付け、
霊達はそのまま
来るのを待ち構えていた
すると…
「ぎゃーーー!!!」
突然の仲間の悲鳴。
廊下の奥から
聞こえてきた。
「どうした!
何があった!!」
奥から次々と仲間の
叫び声が迫ってくる。
得体の知れない
『何かが』
近付いているようだ。
そして……
「う、うわあ!!」
暗闇から姿をみせた
得体の知れないもの…
それは、
髪を前に垂らし
低い唸りを上げて走る
化け物だった。
「ぎゃーーーー!!!!
貞子だあ!!!!!!」
あまりの怖さに
逃げ出す霊達。
中には腰を抜かして
泣き出す者もいた。
「ばあ!!」
そのまま髪をあげ、
舌を出した礼子は
みんなに顔を見せた。
それを見た霊は…
「あ、兄貴…?」
ようやく礼子だと
いうことに気付いた