霊務2
【消えた2人ー3】
この霊達は
サキの部下であり、
サキを『姉御』と呼び、
従っている。
そして礼子のことは
知り合いであり、
彼女を『兄貴』と呼び
慕っている。
この霊達。
いつもは
みんな輪になって
歌えや踊れやの
パレードのような宴が
毎晩
繰り広げられていたが、
なにやら今日は
皆が浮かない顔を
している。
「ねんねん
どうしたのみんな?
お祭りの金魚すくいで
網破れたとか?」
そんなことでここまで
落ち込むワケがない。
そんな礼子に対し、
一匹がガシッと
しがみついた。
「兄貴!!
頼れるのは、
兄貴だけです!
助けてください!!」
すると霊達は皆、
一斉に
礼子にすがりついた!
「そうだよ兄貴!
もう兄貴しかいない!」
「やだな~~
そんなに
金魚が欲しいの?
仕方ないな~
ほら300円」
働いてるので、
礼子は金銭的に
大盤振る舞いをしている
しかし、
そんなことは的外れ。
「いえ……
違うんです兄貴……
実は…
姉御がもう10日近くも
帰って来ないんです…」
それを聞いた礼子は
目を丸くした。
「へ?サキが?」
「そうです!!
今までこんなこと
なかったのに…
どこかへ
消えてしまったんです」
この霊達は
サキの部下であり、
サキを『姉御』と呼び、
従っている。
そして礼子のことは
知り合いであり、
彼女を『兄貴』と呼び
慕っている。
この霊達。
いつもは
みんな輪になって
歌えや踊れやの
パレードのような宴が
毎晩
繰り広げられていたが、
なにやら今日は
皆が浮かない顔を
している。
「ねんねん
どうしたのみんな?
お祭りの金魚すくいで
網破れたとか?」
そんなことでここまで
落ち込むワケがない。
そんな礼子に対し、
一匹がガシッと
しがみついた。
「兄貴!!
頼れるのは、
兄貴だけです!
助けてください!!」
すると霊達は皆、
一斉に
礼子にすがりついた!
「そうだよ兄貴!
もう兄貴しかいない!」
「やだな~~
そんなに
金魚が欲しいの?
仕方ないな~
ほら300円」
働いてるので、
礼子は金銭的に
大盤振る舞いをしている
しかし、
そんなことは的外れ。
「いえ……
違うんです兄貴……
実は…
姉御がもう10日近くも
帰って来ないんです…」
それを聞いた礼子は
目を丸くした。
「へ?サキが?」
「そうです!!
今までこんなこと
なかったのに…
どこかへ
消えてしまったんです」