霊務2
【消えた2人ー4】



それを聞いた礼子は、
珍しく勘を当てた。






(それってもしかして、

ウチの会社を調べる時に
何かあったんじゃ…)







そう思いながらも、
礼子はすっとぼけて
胸をドンとする。







「よっしゃ!

じゃあ
協力してあげよう!」







(よく分かんないけど
行方不明
みたいなんだね)







この様に、
せっかく思い付いた勘も
すぐに忘れてしまう
脳みそをしていた。






でもとりあえず、
礼子が協力してくれる
気があって

霊達は大喜びだ。








「兄貴がいれば
100人力だ!!!」







「兄貴がいれば
怖いもんなんてねえや!」







「兄貴サイコーだぜ!!
ブラボー!!!」







みんなが歓喜で
わいていると、

奥から一匹の霊が
ズカズカと
礼子に近付いた
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