霊務2
【受かった!ー9】



「うわ…」







どうやらここは最上階。





目の前に社長室と
書かれている部屋が
あった。







「初日だから社長に
挨拶するわ。

面接の時に会ってない
でしょ?」







ヒスブルはそう言い
部屋をノックした…



だが返事はない。







「はあ…
また二階のフロアね…
全く…」







何かブツブツと
言いながら、
エレベーターのボタンを
押した。








「戻るわよ」







どうやら社長は不在。


また下のフロアに
戻ることにした。







「………」







礼子は誰もいないハズの
フロアの隅をチラッと
見つめ、

ヒスブルの後を追った
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