霊務2
【礼子と愉快なABCー49】





余談……







その後、
礼子は霊体のままじゃ
狭間の壁により、
会社から
出られないことに気付き、

体を取りに戻って来た。







そこで、
だいたいの説明を
サキから聞くが、

やはり疲れている礼子は
とっとと帰ってしまった。







謎の霊の事も、
とりあえずは
敵ではない………







それだけ分かれば、
また次会った時に
説明を聞けばいい。






霊に関する謎は
解けたので、

みんなも安心して
のびのびと帰っていった







だが……








そこには、
大きな問題があった…









それは………









「ん?ん?」







辺りが静かなことに
気付いたオッサン。






光に捕らわれたままだ。







「…………」








「オーイ、みなさーん」








「…………」








「…シクシクシク」






オッサンだけ、
救助されるのを
忘れ去られていた
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