初恋×先生
幼馴染み×本性
~美和side~
「美和、先生にしてやられたね」
「・・・・・・和樹(カズキ)」
幼馴染みで、さっき私が副委員長に任命した田村和樹(タムラカズキ)が無駄にキラキラした笑顔で話しかけてきた。
「・・・あんた、さっき笑ってたでしょ」
「何のことかな?てか美和、まだ学校だよ?クールビューティーでいなくていいの?」
「誰もいないし、和樹の前で無駄に疲れる事したくないの。そのキラキラした笑顔に疲れるから」
「酷いなぁ・・・あ、この間行きたいって言ってたクレープ屋の割引チケット手に入ったんだ。今から行かない?」
和樹は鞄からクレープ屋のチケットを出してきた。
・・・見せびらかす様にチケットをヒラヒラ動かされると自然と顔が緩んでしまうじゃんか!
もし私に尻尾があったら確実に引きちぎれんばかりに振ってるよ。
悲しいけどこれは認めざる終えない・・・・
「クスクス。相変わらず解りやすいなぁ、美和は。ほら、行こう?」
なんか軽く腹立つけど割引チケットは欲しい!
クレープ食べたい!!
甘いもの最高!!
「うん♪」
私達は並んでクレープ屋に向かった。