腐女子ちゃん

キーンコーンカーンコーン

「やばっ予鈴やんっ弁当食ってへんし」
「はぁ?てめぇのせいだろ腹減った。」

最低だ。腹減ったし。
くそ早瀬め。



「舞ちゃんと一葉ちゃんかなり可愛いかってん」
今は数学の時間。
授業中までもうぜぇ。

「モテるやろな~あっ彼氏いてはるんかいな!?」
「はぁ?どうでもいいだろ。」
いるんじゃねえの?
どうせ。

「俺、舞ちゃん狙いなんやけど…」
はぁ?だからどうした?

「いい?九龍?」
「いいもなにも俺と関係ねぇじゃんか」
正論だ。まじで関係ねぇ。

「そおかいな。良かったっ!今日メールしよ♪」
「へぇ~そうですか。勝手にしろ。」
何だ?この気持ち。今日の俺はまじでキモい。

宮下舞かぁ。ん?てかシリュウ様ってなんだ?
そんな「様」まで付けるほどの人なのか?
シリュウって珍しいな。

・・・まぁ九龍も似たようなもんか。
シリュウがアイツの好きな人なのか・・・・?

・・・どうでもいいし。
早瀬が好きだろうと、シリュウが好きだろうと・・・
俺には関係ないっっ

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