俺様彼氏と空手彼女
恋する心。
とうとう二時間目も終わり、私と森崎は教室へと向かっていった。
森崎は、やめとけ、って言ってたけど
ずっと屋上にいても、仕方ないよね？
それに私、逃げるのは好きじゃない。
何を言われようが、堂々としてればいい。
森崎も、助けてくれるって言ってたから。
教室に入るとみんなが一斉にこっちを見た。
思わず顔が強ばるけど、気付かなかったことにする。
「牧瀬さんっ」
きたっ!!
防御体制に入る私。
けど…
