俺様彼氏と空手彼女




俺は二年間、必死に努力してきた。



弱い自分を変えたくて、頑張った。




空手と柔道、剣道や合気道など色々やった。



その結果、現在では空手、柔道、剣道、合気道。 



どれも習得し、使いこなせるまでになった。







さすがに、これはやりすぎかとも思ったが、約束を守るのにやりすぎもないもないだろうと思っている。







「見つけたぞ森崎葵!」


















またか。


朝から、暇なことで。






「朝っぱらから、喧嘩する気しねぇなぁ」



めんどくせぇ、と思いつついつも通りカバンを投げ捨てた。




「へぇ。今日は人数集めて来たわけですか」



「今日こそ、そのすました顔をボコボコにしてやる!」



すました覚えはねぇな、そう思いつつ睨み付ける。




十三人か。


ちょっときついなぁ…。





ま、いいか。





「かかってきな、特別にまとめて相手してやるよ。」



「…っ!」





「俺は今な、すっげー機嫌悪ぃんだ。ちょっと遊んでやるよ」







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