俺様彼氏と空手彼女
そう思うと、頭がすっきりした。
やっぱり私、アイツのこと大嫌い!!
一瞬でも、実はいい奴かもって思ってしまった自分が腹立たしい。
今度同じことしてきたら、容赦なく回し蹴りしてやるから!
次の日。
私はいつもどおり学校へと向かった。
通学路はいつもどおりだったんだけど、唯一違うのは
隣に、森崎葵がいるということ。
玄関を出たら、当然のようにコイツがいた。
「おはよう、璃依」
「なんでここにいるの!?」
「そりゃ、早く璃依に会いたかったからかな」
「はぁ!?」
私は会いたくなんてなーい!