俺様彼氏と空手彼女
「…ごめん、森崎。ひどいこと言って」
「ホントな。まじでもう、嫌われたかと思った。」
「う…、ごめん。怒ってる?」
なんとなく怖くて、おそるおそる聞いてみた。
「ちょっとな」
「え…っ、ごめん。」
「でも璃依が、俺のものになってくれたから許すけど。」
「な…っ!わた、私はものじゃないっっ」
いきなりそんなことを言うから、焦って噛んでしまった私。そしたら…
「プッ。噛んじゃってるよ…。」
…案の定、笑われた。